ちなみに先行上映日である3月7日は主演の原菜乃華の名前にちなんだものとなっている。
テレビ番組「おはスタ」の「おはガール」などで活躍する原菜乃華が本人役で映画初主演をつとめる。子役から女優を目指すナノカが様々な人たちとの出会いを通し、女優として少しずつ成長していくファンタジックな物語となっている。ナノカを導く喫茶店店主に松井玲奈、ナノカが憧れる生徒会長に吉田凜音、監督・脚本は「いいにおいのする映画」の酒井麻衣がメガホンをとった。
「はらはらなのか。」が自身にとってどんな作品となったか尋ねられると原は「私にとって覚悟を決めた作品となりました。今までは女優さんには勿論なりたいんですけど、『なれなかったらどうしよう』とか考えることもありましたが『なにがなんでも女優さんになろう』と決心した作品になりました」と胸の内を明かした。リナ役について松井は「ナノカちゃんを見守る存在ということで、こんなにかわいい子を見守れるなんて、なんて幸せな仕事なんだろうと思っていたんですけれども。
姉妹とは違う母性本能っていうものが凄く大事になるところなので、ナノカのお母さんとリナがリンクするようにお芝居しないといけなかったので、母という存在に近づけるように同じラインに並ぶことを意識して、監督とお話して役を作っていきました」と撮影を振り返った。
ももは「何回撮っても、どこの角度から撮ってもナノカちゃんが凄くかわいい!!このシーンは撮影うまくいかないんじゃないかなと思いました。下から撮ってもかわいいのにそれを『ヘタクソすぎでしょ』と言うのは自分に嘘をついているような気持ちになる思いでした。」とナノカとの自撮りのシーンのエピソードを語った。
生徒会長役を演じた吉田は「わたし、実際皆さんと絡みがなかったです。ずっと学校にいたので会ってなくて・・・。」と寂しげに語った。
最後に酒井監督は「劇中で凜音ちゃんが歌う曲にも込められているのですが、人が誕生するときこそ物語が生まれる瞬間だと思うんです。観たあと、ご両親に『産んでくれてありがとう』って言いたくなるような作品にこの映画がなっていたらうれしいです」と挨拶し、舞台挨拶を締めくくった。
「はらはらなのか。」は2017年4月1日から新宿武蔵野館ほか 全国順次公開される。