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新川さんは頼りになるお姉ちゃん的存在。めがみさま初日舞台挨拶

10日、映画『めがみさま』初日舞台挨拶にW主演の松井玲奈、新川優愛、キャストの廣瀬智紀、監督の宮岡太郎が登壇した。


本作は母の過干渉、職場でのいじめにより精神安定剤で日々をやり過ごし、人生に絶望した佐倉理華を元SKEの松井玲奈が演じ、自分と同じ環境を克服したセラピスト、ラブ役をnon-no専属であり、女優・タレントとしても活躍する新川優愛がW主演を務めた。

宮岡監督作品、二作目に出演した松井は「監督がサイコ・サスペンスが好きというのを聞いていたので、『gift』の時も画面に人の気持ちを不安にさせる演出が施されていたんですけれども、今回も随所に監督らしさが散りばめられています。冒頭にある理華の笑顔の練習とかはホラーみたいで『怖さしかない』とも思いましたけど、理華の心境をうまく表現されている」と映画を見て感じ取ることができる部分があったとコメント。

新川は「以前監督とお仕事させて頂いた時は10代でしたし、監督はまだ助監督をやられていた頃でしたので、(お互い立場が変わって)今回、再会したことに恥ずかしさがありました。監督の現場を引っ張っていく姿に成長を感じました」と監督の成長を述べると「ちょっと上から目線になってしまってすみません(笑)」と付け加え、監督もそれを受け「いえいえい、そんな」と恐縮。「撮影が終わった後、新川さんと廣瀬さんが向き合って二人で話していたので耳を傾けてみると廣瀬さんが『人生に悩んでいるんですよね』と新川さんに相談していたのを目撃しました」と撮影後のエピソードを明かすと、新川は「自分はどうしたいの?そのためにはこうした方がいいんじゃない?」とアドバイスを送ったと話した。相談を持ちかけた廣瀬は「新川さんは頼りになる。言ってみればお姉ちゃんみたいなのかな。」と語ると「(廣瀬さん)7つ年上ですからね」と新川は笑顔でバッサリ。

新川は「高校生の時は介護系の仕事をするために勉強していました。今でも興味があり、いつか関わりたいなと思っています」と進路について悩んでいた時期があったことを明かすと、廣瀬が「今の話を聞いてお姉ちゃんっぽいと思ったことがハッキリとわかりました。介護されている感覚になっていたんですね。それだけ包容力があります」と納得のコメント。それを受け会場が笑いの渦に包まれると、松井に「どれだけ人生に疲弊しているんですか」とツッコミを入れられ、新川には「それは違うけど(苦笑)あっつい・・・」と照れる一幕も。

最後に登壇者からのメッセージ。
監督「見る人によって見え方が異なる、万華鏡のような映画です。映画を観た後にインターネット上とかでご意見聞かせてください」
廣瀬「この作品こそ、2回3回と見ていただきたいです」
新川「ラストシーンもそうですが、何が悪いか正しいかは一概に言えないとこの作品を通じて伝えられたのではないかなと思います。何度も見てください」
松井「映画はみなさんに見ていただき完成するものだと思っていますので、この作品を通じて自分の人生は自分で選択するものだと改めて感じることができました。みなさんもこの映画から何かを感じ取って、自分の人生を自分らしく進んで行っていただけたら嬉しく思います。今日、この映画を見るという選択をして頂いた事が本当に嬉しいです」とコメントしイベントを締めくくった。

映画『めがみさま』
公式:http://www.mmj-pro.co.jp/megami/
配給:MMJ
©︎2017 Mcinema


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